2006年10月19日

南極OB会 茨城支部

支部長 安仁屋政武

幹事長 青木輝夫

 

南極OB会茨城支部主催「南極教室」実施報告書

-南極観測50周年記念行事-

 

1.概要
 南極OB会茨城支部(支部長:安仁屋政武 筑波大学教授)では、南極観測50周年記念行事として、10月7日(土)-8日(日)に「つくばカピオ」で開催された、つくば市主催(生涯学習課)の「つくば科学フェスティバル」に「南極教室-南極観測50年の今と昔-」というテーマで参加した。その内容は講演会、昭和基地とのテレビ会議、展示から構成された。講演会では、9名の南極観測隊OBが、それぞれの経験と専門に基づいて、南極観測の紹介を行った。展示では南極の氷に触れたり、南極隕石やペンギンの剥製を見学、また、南極観測の歴史や現状を紹介するパネルを前に、かつて南極に携わった茨城県ゆかりの観測隊経験者が説明を行った。昭和基地とのテレビ会議では昭和基地からの生中継を行い、会場の子供たちからの質問に昭和基地の隊員が映像を交えて回答した。準備にはOB会から44名が参加し、来場者数は3300名余りであった。なお、科学フェスティバル全体の来場者数は14662名とのことなので、全体の約2割余りが南極教室を訪れたことになる。

 

南極教室の会場

 

 

 2.開催場所・日程

会場:「つくばカピオ」

住所:〒305-0032つくば市竹園1丁目10-1、TEL:029-851-2886

講演会及び、昭和基地とのテレビ会議:ホール(384名収容)

展示:ホワイエ(ホール入口)

全体日程:2006年10月7日(土) - 8日(日)09:30 - 16:00

講演会:10月7日(土)10:00 - 14:40、10月8日(日)10:00 - 15:45

テレビ会議:10月7日(土)15:00 - 15:30

展示:10月7日(土)09:30 - 16:00、10月8日(日)09:30 - 16:00

来場者数:合計約3315名

講演会:10月7日(土)延べ約260名、10月8日(日)延べ約270名

テレビ会議:10月7日(土)約250名

展示:10月7日(土)約1700名、10月8日(日)約1615名

 

3.支部長所感
 2005年12月、“来年は日本の南極観測50周年に当り、南極 OB会で記念事業を行なうのでつくばでも支部を作って独自の50周年事業に取り組んで欲しい”という依頼を事業担当者から受けました。このような発端から2006年3月に茨城支部が結成され、10月7,8日につくば科学フェスティバルでの「南極教室」開催となりました。
 支部会員の皆さんの大奮闘で教室が無事開催され、成功裏に終了しました。この事業を通じて私が感じたことは会員のパワーとスキルです。茨城には住所が分かっているOBだけで150余人います。このように人材が豊富ですから、全ての分野にエキスパートがいます。そして皆さん自ら進んでやってくれました。やはり南極経験者は違う、ということを改めて実感しました。今回の事業を通じてOBの縦の糸ができました。これからも今回培われた“同じ釜の飯を食った仲間”という意識を大切にして、親睦を一層深め、日本の南極観測事業に少しでも支部として役に立てたら、と思うところです。
 「南極教室」実行部隊の皆さん、本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。また、教室開催にあたり謝辞にあるように多くの方々にお世話になり、感謝しております(支部長:安仁屋政武)。

「準備と実施体制/設備関連」
へ続く


準備と実施体制/設備関連 講演会/テレビ会議/展示/広報/記録/会計 その他(関連リンク)/謝辞

資料 南極OB会茨城支部主催「南極教室」実行メンバー/展示配置図/展示物一覧/新聞掲載記事
南極50周年記念行事報告ページへ

茨城支部のページTOPへ