犬ぞり探検家が見た! ふしぎな北極のせかい

著者の山崎哲秀氏は高校時代に冒険家の植村直己にあこがれ、20歳の時には彼の足跡を辿るようにアマゾン川のイカダ下りを成功させた。続いてグリーンランド縦断を夢見て北極に渡るが、想像を超える北極の自然に手も足も出ずに失敗した。その後、北極を知るためにイヌイットに弟子入りし、30歳の時に始めた犬ぞりを使った活動が、北極の自然や歴史、暮らしを紹介する本書に繋がっている。

「小学生の子どもたちでも楽しめる北極の本を書いてみたいと常々思っていた」という著者の強い思いが形となった豊富な写真とイラストを使い、平易な言葉で書かれた内容は子どもたちだけではなく、大人でも十分に楽しめる。

1章の「北極と南極の違い」から9章の「北極の歴史と昔の暮らし」まで、独立した章立てで、好きなところから読める構成になっている。いずれの章も筆者の30年に渡る北極での実体験に基づいたもので、読者が持つ素朴な疑問に答える形で書かれた内容は北極のイメージを広げてくれる。各ページの下部に書かれた「質問と答え」はクイズ好きな子どもたちには嬉しいアイデアで、北極への興味がより深まることだろう。

巻末の「犬ぞり探検家のこと」では北極での活動に対するモチベーションが語られ、さらに著者の良き理解者である伴侶との南極での劇的な出会いから結婚に至るまでのくだりは、著者の人となりが良く表れていて微笑ましい。

年齢を問わず、北極に興味のある多くの人に一読を進めたい。

(小林正幸,会報36号)

第27回「南極の歴史」講話会

2018年9月22日に第27回「南極の歴史」講話会が東京都千代田区日本大学理工学部1号館133教室にて開催されました。
宮本仁美氏(30w、37w、52w)が「定常気象隊員の越冬生活」、石沢賢二氏(19w、24w、28s、32w、36w、50s、53w)が「あすか基地越冬談」というタイトルでそれぞれ講演されました。

講演会に引き続き懇親会が開催されました。

第27回「南極の歴史」講話会のご案内

 残暑がまだまだ続いていますが、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。第59次越冬隊も冬が明け、春に向かい昭和基地では多忙な日々を過ごしている事でしょう。
 さて、「南極の歴史」講話会も第27回を迎え、スタートしてから11年目、さらに内容を充実して話題を提供します。一般公開で、入場無料です。是非、友人、知人をお誘いの上、多数の方々のご出席を賜りますようご案内申し上げます。

南極OB会 会長 国分 征

記 

1. 日時:2018年9月22日(土)14:00~16:00 (受付13:30)
2. 場所:日本大学理工学部1号館133教室 
〒101-8308 千代田区神田駿河台1-8-14
(JR中央線御茶ノ水駅徒歩3分;東京メトロ丸の内線御茶ノ水駅徒歩5分;
東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅徒歩3分;都営新宿線小川町駅徒歩5分)

 講演:『越冬生活からみた南極観測60年の歴史』

 演題Ⅰ「定常気象隊員の越冬生活」
 講師 宮本仁美(30w,37w、52w)

 演題Ⅱ 「あすか基地越冬談」 
 講師 石沢賢二(19w、24w,28s,32w,36w、50s、53w)

講話会終了後、懇親会を予定しております。講師の方々との話がさらに深まりますので、たくさんの方の参加を期待しております。
 懇親会会場:日大理工学部1号館2階カフェテリア
 会費3,000円  開始16:20

お申し込みは2018年9月18日(火)までに、はがき、電話、FAX、メールなどで、南極OB会事務局(担当:長谷川慶子)までお申し込みください。尚、申し込み締切りは概ねの参加者数を事前に把握するもので、当日受付も致します。

住所:〒101-0065 千代田区西神田2-3-2牧ビル301
電話:03-5210-2252(留守電でも受け付け可-姓名をはっきりと)
FAX:03-5275-1635
Email:nankyoku-ob at mbp.nifty.com
ホームページを通じての申し込み :http://www.jare.org/

第26回「南極の歴史」講話会

2018年6月16日、法政大学市ヶ谷キャンパスにて、第26回「南極の歴史」講話会が開催され、以下の2題の講演が行われました。
大久保嘉明「医師からみた越冬生活(極点旅行50周年に因んで)」
志賀重男「機械屋からみた越冬生活」

続いて、南極OB会総会が開催されました。

続いて、場所を変えてミッドウィンター祭が開催されました。

2018年度南極OB会総会・ミッドウィンター祭のご案内

 年々暑さの到来が早くなっておりますが、皆様方にはいかがお過ごしでしょうか。昭和基地では厳しい冬に向かい、準備に余念がない時期到来です。 
 今年度の南極OB会総会とミッドウィンター祭の会場は、法政大学市ヶ谷キャンパスで、この会場での開催は初めてです。靖国神社の森に囲まれた緑豊かな環境で皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。皆様方多数のご出席を願って、ご案内いたします。なお、当日は第26回「南極の歴史」講話会(一般公開、無料)もあわせて開催します。是非皆様方多数のご参加をいただきたく、ご案内申し上げます。

南極OB会会長 国分 征

1.日 時: 2018年6月16日(土) 受付14:00より
2.場 所: 法政大学市ヶ谷(富士見ゲート棟G403教室、ボアソナード・タワー25階)
3.住 所: 東京都千代田区富士見2-17-1
4.プログラム 
 (1)第26回「南極の歴史」講話会: 14:30~15:50(富士見ゲート棟G403教室)
  Ⅰ.医師からみた越冬生活(極点旅行50周年に因んで) 講師: 大久保 嘉明(9w) 
  Ⅱ.機械屋からみた越冬生活          講師: 志賀 重男(14w,17w,24w,27s)
 (2) 南極OB会総会: 16:00~16:50(富士見ゲート棟G403教室)
 (3) ミッドウィンター祭(南極倶楽部同時開催): 17:00~19:00
     ※ミッドウィンター祭会場: ボアソナード・タワー25階 スタッフクラブ
     ※ミッドウィンター祭会費: 4,000円
5.申込方法: はがき、電話、FAX又はメールでお申し込みください。〈締切り6月11日(月)〉
6.申込場所: 南極OB会事務局(担当:長谷川慶子 水、金の午後在室)
        住所: 〒101-0065千代田区西神田2-3-2牧ビル301
        電話: 03-5210-2252 (留守電にても受付可、お名前をはっきりと)

第25回「南極の歴史」講話会

2018年3月31日、東京都千代田区の日本大学理工学部にて、第25回「南極の歴史」講話会が開催され、以下の2題の講演が行われました。
中村純二「「宗谷」の時代、3次隊の越冬生活」
五十嵐正文「15次隊、通信隊員の越冬生活」

続いて、場所を変えて懇親会が開催されました。

第25回「南極の歴史」講話会のご案内

 立春の候、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。第58次越冬隊と59次隊の引継ぎで昭和基地も非常に賑わっている事と思われます。
 さて、「南極の歴史」講話会も第25回目を迎えました。一般公開で、入場無料です。是非、友人、知人をお誘いの上、多数の方々のご出席を賜りますようご案内申し上げます。

南極OB会 会長 国分 征

1.日 時:2018年3月31日(土)14:00~16:00(受付13:30)
2.場 所:日本大学理工学部 1号館  千代田区神田駿河台1-8-14
3.講 演:『越冬生活からみた南極観測隊60年の歴史』
  演題Ⅰ 「宗谷」の時代、3次隊の越冬生活
   講師 中村純二(1次s , 2次s , 3次w )
  演題Ⅱ 15次隊、通信隊員の越冬生活
   講師 五十嵐正文(15次w)

2018年度歴史講話会では上記講演の他,四名の越冬隊員による講演を企画しております.講話会終了後、懇親会を計画しています。講師らとの話がさらに深まります。沢山の方の参加をお願いします。

懇親会々場:日本大学理工学部 1号館2階カフェテリア
会費 3,000円  開始16:20

 お申し込みは、2018年3月27日(火)までに はがき、電話、Fax、メールなどで、南極OB会事務局(担当:長谷川慶子)までお申し込みください。尚、申し込み締め切りは概の参会者数の把握のため設定しているもので、当日受付もいたします。
住 所  :〒101-0065千代田区西神田2-3-2牧ビル301
電 話  :03-5210-2252(留守電にても受付可-姓名をはっきりと)

第59次隊壮行会(南極OB会主催)

2017年11月2日、東京都千代田区のパレスサイドビルにて、第59次隊壮行会が開催されました。柴田 鉄治氏から「南極観測はなぜ大切か」と題した講演が行われました。

続いて、壮行会が開催されました。

第59次日本南極地域観測隊壮行会のご案内

 残暑も過ぎ早や秋の気配が感じられる頃ですが、皆様方は如何お過ごしでしょうか。南極では春を迎え、第58次越冬隊の活動も益々活発になっている事でしょう。
 日本では第59次観測隊の準備が最終段階に入り、連日多忙を極めているこの頃です。ここに、第59次隊の壮途を祝し、南極OB会主催の壮行会を開催したいと思います。OB, OG 皆様方多数のご参加をいただきたく、ご案内申し上げます。

南極OB会 会長  国分 征

日時:2017年11月2日(木) 受付18:00より
場所:レストラン「アラスカ」パレスサイド店
住所:千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル9F
電話:03‐3216‐2797
壮行会:(1)59次隊壮途記念講演 18:30~19:15
       演題 南極観測はなぜ大切か
       講師 柴田 鉄治(7次、47次夏オブザーバー)
    (2) 第59次隊の概要 19:15~19:30
    (3) 壮行会 19:30~21:00
会費:¥7,000円(59次隊員、同行者及び、しらせ乗員は¥2,000円)

申込方法: はがき、電話、FAX、メール。いずれでも結構です。
(10月25日締め切り、但し当日申し込み・参加も可能です。)
申込: 南極OB会事務局 (担当 長谷川慶子 水、金の午後在室)
住所:〒101-0065 東京都千代田区西神田2-3-2牧ビル301号
電話:03-5210-2252(留守電の場合は、お名前をはっきりと伝言下さい)
FAX:03-5275-1635
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