隊次 | 担当 | 氏名 | 参加時の所属 | 備考 |
---|---|---|---|---|
55次 夏隊 | 隊長(夏隊長) | 宮岡 宏 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
55次 夏隊 | 副隊長(夏副隊長) | 勝田 豊 | 国立極地研究所 南極観測センター | |
55次 夏隊 | 電離層 | 近藤 巧 | 情報通信研究機構 電磁波計測研究所 | |
55次 夏隊 | 海底地形・潮汐 | 吉山 武史 | 海上保安庁 海洋情報部 | |
55次 夏隊 | 測地 | 植田 勲 | 国土地理院 測地部 | |
55次 夏隊 | 海洋物理・化学 | 飯田 高大 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
55次 夏隊 | 海洋物理・化学 | 嶋田 啓資 | 東京海洋大学海洋支援センター | |
55次 夏隊 | 生態系モニタ | 髙橋 邦夫 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
55次 夏隊 | 地殻圏モニタ | 德長 航 | (株)グローバルオーシャンディベロップメント | |
55次 夏隊 | 気水圏モニタ | 松下 隼士 | 国立環境研究所 地球環境研究センター | |
55次 夏隊 | 重点研究観測 | 鈴木 秀彦 | 立教大学理学部 | |
55次 夏隊 | 重点研究観測 | 三瓶 真 | 広島大学大学院 生物圏科学研究科 | |
55次 夏隊 | 重点研究観測 | 真壁 竜介 | 石巻専修大学 共創研究センター | |
55次 夏隊 | 重点研究観測 | 藤田 光高 | (株)西日本電子 | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 古賀 聖治 | 産業技術総合研究所 | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 柿並 義宏 | 高知工科大学 システム工学群 | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 甘糟 和男 | 東京海洋大学 先端科学技術研究センター | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 内山 香織 | 東京海洋大学 海洋観測支援センター | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 保坂 拓志 | 東京海洋大学 | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 谷村 篤 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 北出 裕二郎 | 東京海洋大学 海洋科学技術研究科 | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 谷田部 明子 | 東京海洋大学 海洋科学系 | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 岡田 和見 | 北海道大学理学研究院 地震火山研究観測センター | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 工藤 栄 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 岡田 雅樹 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 清水 大輔 | 国立極地研究所 南極センター | |
55次 夏隊 | 一般研究観測 | 茂木 正人 | 東京海洋大学 海洋科学技術研究科 | |
55次 夏隊 | スポット観測 | 福田 洋一 | 京都大学大学院 理学研究科 | |
55次 夏隊 | スポット観測 | 青山 雄一 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
55次 夏隊 | スポット観測 | 菅沼 悠介 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
55次 夏隊 | スポット観測 | 澤村 淳司 | 大阪大学大学院 工学研究科 | |
55次 夏隊 | スポット観測 | 志賀 俊成 | 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 | |
55次 夏隊 | 建築・土木 | 佐藤 利明 | 飛島建設(株) | |
55次 夏隊 | 機 械 | 伊藤 太市 | (株)キムラ | |
55次 夏隊 | 機 械 | 栗﨑 高士 | いすゞ自動車(株) | |
55次 夏隊 | 環境保全 | 工藤 ゆり子 | (株)環境情報コミュニケーションズ | |
55次 夏隊 | 輸 送 | 柏木 隆宏 | 国立極地研究所 南極観測センター | |
55次 夏隊 | 設営一般 | 丸山 毅 | ホソダクリエイティブ(株) | |
55次 夏隊 | 庶務・情報発信 | 豊田 元和 | 国立極地研究所 南極観測センター | |
55次 夏隊 同行者 | 教員派遣 | 水野 団 | 函館市立えさん小学校 | |
55次 夏隊 同行者 | 教員派遣 | 高野 直 | 桐蔭学園高等学校 | |
55次 夏隊 同行者 | 大学院学生 | 星野 聖太 | 北見工大大学院 社会環境工学専攻 | |
55次 夏隊 同行者 | 大学院学生 | 石原 知子 | 兵庫県立大学大学院 生命理学研究科 | |
55次 夏隊 同行者 | 大型大気レーダ | 圡屋 進 | クリエートデザイン(株) | |
55次 夏隊 同行者 | 大型大気レーダ | 佐々木 光司 | クリエートデザイン(株) | |
55次 海鷹丸乗船 同行者 | 大学院学生 | 成田 篤史 | 石巻専修大学大学院 理工学研究科 | |
55次 海鷹丸乗船 同行者 | 大学院学生 | 三島 翼 | 東海大学大学院 生物理工学研究科 | |
55次 海鷹丸乗船 同行者 | 大学院学生 | 片山 智代 | 創価大学大学院 工学研究科 | |
55次 海鷹丸乗船 同行者 | 技術者 | 佐藤 憲一郎 | (株)マリンワーク・ジャパン | |
55次 海鷹丸乗船 同行者 | 技術者 | 豊田 進介 | (株)マリンワーク・ジャパン | |
55次 越冬隊 | 副隊長(越冬隊長) | 牛尾 収輝 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
55次 越冬隊 | 気 象 | 山本 浩嗣 | 気象庁 観測部 | |
55次 越冬隊 | 気 象 | 今泉 貴嗣 | 気象庁 観測部 | |
55次 越冬隊 | 気 象 | 朝原 信長 | 気象庁 観測部 | |
55次 越冬隊 | 気 象 | 大竹 潤 | 気象庁 観測部 | |
55次 越冬隊 | 気 象 | 佐伯 悠樹 | 気象庁 観測部 | |
55次 越冬隊 | 宙空圏・気水圏・ 地殻圏 モニタリング | 増永 拓也 | 理化学研究所 | |
55次 越冬隊 | 吉川 康文 | (株)シーテック | ||
55次 越冬隊 | 重点研究観測 | 増田 拓 | 三菱電機(株) | |
55次 越冬隊 | 一般研究観測 | 宮道 光平 | 名古屋大学大学院 理学研究科 | |
55次 越冬隊 | 機 械 | 吉田 哲大 | (株)日立製作所 | |
55次 越冬隊 | 機 械 | 上原 誠 | (株)関電工 | |
55次 越冬隊 | 機 械 | 金田 祐 | いすゞ自動車(株) | |
55次 越冬隊 | 機 械 | 三浦 秀史 | (株)大原鉄工所 | |
55次 越冬隊 | 機 械 | 横田 佑輔 | ヤンマー(株) | |
55次 越冬隊 | 通 信 | 久保田 弘 | 総務省 近畿総合通信局 | |
55次 越冬隊 | 調 理 | 竪谷 博 | (有)風神亭 | |
55次 越冬隊 | 医 療 | 町田 浩道 | 聖隷浜松病院 | |
55次 越冬隊 | 環境保全 | 鯉田 淳 | コイダ工房 | |
55次 越冬隊 | 多目的アンテナ | 水田 裕文 | NECネッツエスアイ(株) | |
55次 越冬隊 | LAN・インテル | 濱田 彬裕 | KDDI(株) | |
55次 越冬隊 | 建築・土木 | 坂下 大輔 | 北陸ミサワホーム(株) | |
55次 越冬隊 | 野外観測支援 | 春日井 一人 | 浦添市 消防本部 | |
55次 越冬隊 | 庶務・情報発信 | 塚本 健二 | つくば市 国際戦略総合特区推進部 |
第14回「南極の歴史」講話会のご案内
9月に入りようやく厳しかった残暑も薄らぎしのぎやすくなりましたが、皆様方はいかがお過ごしですか。
今回の講話会はイプシロンロケット打ち上げに因んで、『オーロラ観測ロケット』の話および気候変動に関連する南極気象研究の最近の成果を話していただきます。 友人、知人をお誘いの上、多数ご参加くださいますようご案内申し上げます(入場無料)。
南極OB会 会長 国分 征
記
1.日 時:2013年9月28日(土) 受付13:30より
2.場 所:日本大学理工学部 1号館132教室(千代田区神田駿河台1-8-14)
3.講話会内容
Ⅰ.『南極観測技術シリーズII. イプシロンロケット発射に因んで』
「ペンシルロケットから南極オーロラロケット」
講師 島野邦雄(14次越冬)
「南極ロケットの打ち上げ計画」
講師 芦田成生(11次越冬、14次越冬)
「ロケット観測とは」
講師 梶川征毅(14次越冬)
Ⅱ.『南極研究先端シリーズII』 15:30~16:30
「南極のオゾンとエアロゾルの話」
講師 伊籐朋之(19次越冬)
講話会終了後、南極倶楽部合同の懇親会を計画しております(17:00~)
こちらの方もたくさんの方の参加をお願いします
懇親会々場:「菜の家」 千代田区三崎町2-21-2
懇親会々費:3,000円
はがき、電話、FAX又はメールでお申し込みください(当日申し込み可)。
南極OB会事務局(担当:長谷川慶子 水、金の午後在室)
住所 : 〒101-0065千代田区西神田2-3-2牧ビル301
電話 : 03-5210-2252(留守電にても受付可、お名前をはっきりと)
FAX : 03-5275-1635
E-Mail :nankyoku-ob at mbp.nifty.com(ご氏名の記載をお忘れなく)
ホームページ:http://www.jare.org (HPからのメールでも受付ます)
第14回「南極の歴史」講話会
2013年9月18日、東京都千代田区の日本大学理工学部にて第14回「南極の歴史」講話会が開催されました。
「『オーロラ観測ロケット』の話と南極気象研究の成果」をテーマに以下の4題の講演が行われました。
島野 邦雄「ペンシルロケットから南極オーロラロケット」
芦田 成生「南極ロケットの打ち上げ計画」
梶川 征毅「ロケット観測とは」
伊籐 朋之「南極のオゾンとエアロゾルの話」
渡辺 興亜氏による講師紹介 島野邦雄氏による講演 芦田成生氏による講演 梶川征毅氏による講演 伊籐朋之氏による講演
「第一次南極観測越冬隊と犬たち」講演会

2013年8月25日、「第一次南極観測越冬隊と犬たち ~15頭の樺太犬はなぜ昭和基地に残されたのか ―『タロ・ジロ』の真実のものがたり~」の講演&トークショー(東京・武蔵野公会堂ホール)に行ってきました。
きっかけは犬たち

この講演は、朝日新聞に掲載された「東京タワー下のタロ・ジロたち樺太犬像が撤去される…」という記事がきっかけで、第1次隊の犬ぞり係だった北村泰一氏が「像をきちんと保存して後世に伝えよう。そのために講演会をやろう」と、記事を書かれた中山記者に提案され開催が実現したのだそう。
(北村氏は「南極越冬隊 タロジロの真実/小学館文庫」の著者でもあります)
会場を見渡すと、中高年を中心に親子連れや若いカップルなどぎっしり。定員350名の倍以上の参加申込みがあったそうで、幅広い層からの関心の高さを感じます。
最初は、中山記者が南極大陸の基礎知識や観測隊の仕事、ご自身が観測隊として調査に参加した隕石採取のことなどをわかりやすく解説。スライドも蜃気楼や幻日の不思議現象、ケンカしていて氷の割れ目に落っこちたペンギン、氷点下40℃での露天風呂などなど、夏休み中の子どもたちも興味津々で見入っていました。
1次隊の思い出を語る

続いて、北村氏が語る60年近く前の1次隊の思い出・・・。
観測隊員希望者が殺到する中で犬係になった経緯や、日本の南極観測スタートに向け尽力された方々のこと、越冬隊長宅に下宿していた北村氏が見た越冬隊長の涙など、経験者から聞く“はじまり”の実話はどれも感動です。
そして、お話の中心はもちろん出発後の犬たち。
45度も傾く宗谷船上でのエサやりやフンの処理、体重測定はいろいろ持って行った中で天秤棒が一番だった話。
南極到着後は、犬たちはオーロラが出ると吠えるけれど、曇っていても空に向かって吠え出す時があり、それはオーロラの音が聞こえるからだろうという話。(北村氏は犬係であると同時に、研究のご専門はオーロラです)
さらに、ユニークなエピソードの数々も。ボツンヌーテンという山に犬ぞり隊を組んで行った際、犬たちは見渡す限りの大雪原で方向がつかめず、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。そこで「道をつけてこい」と言われた最年少の北村氏、雪原をひたすら走り続け、それを犬たちが追いかけて進むという不思議な構図に。
おまけに、それだけ体力を使えば必然的にお腹も減るわけで、通常の食事だけでは足りずに、ついに犬たちのエサのビスケットにも手を出してしまった話。
そんな当時のことを“証拠写真”と共に、今まさにここで起こっているかのように話す北村氏に、皆さん大笑いでした。
サプライズゲスト登場!


続いて、第1次の気象担当・村越氏と通信担当・作間氏がサプライズゲストで登場!歓声と拍手で迎えられました。3人はお客さんたちの質問に答えながら、友情は今なお健在と感じさせるとても温かい雰囲気で、会場がいい空気に包まれました。
そんな中、村越氏はもう一人の犬係氏にまつわる面白話を披露。
ある時、犬係氏が「明日は天気が悪そうだからエサを2日分あげてきた」と話していたら、それを知った越冬隊長が怒ったそうです。「犬が、これは今日の分で、こっちは明日の分で、なんて考えるわけないだろー!」と。確かに・・・。かつて接岸不可能とまで言われた極限の地で展開されていた、あまりに身近すぎる裏話!?
そして最後は、北村氏が「困難の中で最初に何かをやり遂げることの素晴らしさ」を立ち上がって熱く語り、大きな拍手が沸き起こりました。
1次隊の苦労話に胸を打たれ、数々のユニークなエピソードに笑った2時間強の講演会&トークショー。
東京タワーから撤去後の犬たちの行く末を心配する、今なお“現役犬係”の北村さんの愛情溢れるお話に「この人が犬係で良かった」と思った方も多かったのではないでしょうか。そして誰より、無事に立川の極地研究所に引っ越しが決まった15頭の犬たちが・・・。
(k.suzuki)
朝日新聞講演会「第一次南極観測隊」と犬たち」のご案内
暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は、朝日新聞東京総局等が主催する講演会の案内です。南極OB会では国立極地研究所とともにこの講演会に協力しています。以下の情報は、講演会でトークショーで出演される45次越冬、51次夏隊で南極観測隊に参加された朝日新聞の中山由美さんよりいただきました。下記PDFファイルを参照の上、近隣にお住まいあるいは興味のある方はふるってご参加ください。下記は中山さんからの内容をコピーしたものです。
記
1956年、人類未踏の地に挑んだ第1次南極観測隊。越冬隊犬係の北村泰一さんが25日、武蔵野公会堂で朝日新聞の南極記者と講演します。
誰も経験がない極寒の冬を生き抜いた越冬隊と犬たち、タロ・ジロとの別れと再会――。映画「南極物語」にも描かれなかった真実の物語を北村氏が証言。45次・51次隊に同行した中山由美記者は南極の写真や映像とともに地球環境観測の最前線を語ります。
さらに1次越冬隊のスペシャルゲストも登場いただけるかも……。
またとない機会、多くの南極関係者のご来場をお待ちするとともに、お知り合いにも広く宣伝していただけますと幸いです。
「第一次南極観測越冬隊と犬たち」
主催 朝日新聞東京総局、朝日新聞販売店武蔵野・三鷹ブロック
後援 国立極地研究所、南極OB会
8月25日(日)午後6時半開場、7時開演(約2時間予定)
武蔵野公会堂 ホール(JR吉祥寺駅南口徒歩2分)
先着350人、入場無料
申し込みは不要ですが、席を確保したい方は20日までに申し込みいただければ入場券をお送りします。代表者氏名と住所、電話番号、参加希望人数を明記し、はがきか電話、ファクス、メールでこちらへ。
南極講演会事務局(ASA吉祥寺内)
〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町2-15-21
電話番号:0422-22-2164(受付時間9:00~18:00)
FAX番号:0422-22-0619
E-mail:kichijoji@tokyo-asa.net
この講演会は、東京タワーの足元にあった南極の樺太犬像の撤去が今春、決まった折、「南極観測の苦難の草創期と今につながる意義を広く知ってほしい」という北村さんの声に、1次隊の南極派遣を支援した朝日新聞社が応え、南極OB会、国立極地研究所の協力のもと企画されました。樺太犬像は今秋、立川の極地研へ移設される予定です。
白い沙漠と緑の山河―南極!!極寒のサバイバルを支えた酒と食
著者の古山勝康氏は第29次越冬隊員としてあすか基地で調理・設営を担当した。本書は調理担当として、酒・食を通して南極を思考した書である。南極の調理、設営に従事する中で、いつも日本を思い浮かべ、日本に帰るとまた南極に思いを馳せる。冷たい岩がむき出しの南極の山と、緑の山河をたたえる日本の山は不思議に調和がとれている。酒がそのギャップを埋めているのだ。古山氏は南極でのサバイバルにも強い関心を持っていた。「地を這うように、舐めるように吹きつづける白い雪烟には“死の匂い”がする。チロチロチロと不気味な爬虫類の舌を思わせる」は紹介者の私には強烈な印象だった。古山氏は南極の氷雪の美しさの裏に潜む恐ろしさをこう表現した。第29次隊のあすか隊のクレバス転落事故は日本の南極観測史上、最も悲惨な事故の一つであった。その時も、なかなか到着しない「しらせ」からのヘリコプターを待ちわびる悪夢のような事故現場待機の日々に飲む酒は、これまでになかった苦い酒だった。こよなく酒を愛し、南極を愛した古山氏の本書は南極人に一読をお勧めしたい一冊である。
(神田啓史,会報21号)
第13回「南極の歴史」講話会
2013年6月22日、第13回「南極の歴史」講話会が開催されました。
福井 徹郎「隊長 “小口 高” を語る」
國分 征「オーロラに魅せられた男 “小口 高”」
小野 延雄氏による趣旨説明 福井 徹郎氏による講演 國分 征氏による講演
続いて、南極OB会総会が開催されました。
國分 征会長の挨拶 議長に選出された福谷 博氏 神田 啓史運営委員長による報告 柴田 鉄治広報委員長による報告 里見 穂南極教室委員長による報告 小野 延雄アーカイブ委員長による報告 田中 洋一会計担当による収支決算報告 神田 啓史運営委員長による次年度の活動計画説明
続いて、場所を変えてミッドウィンター祭が開催されました。
2013年度南極OB会総会・ミッドウィンター祭のご案内
今年は例年より早い梅雨入りとなりましたが、皆様方にはいかがお過ごしでしょうか。南極では厳しい冬に向かい、準備に余念がない今日この頃です。
そして、今年度も南極OB会総会とミッドウィンター祭を開催する季節になりました。皆様方多数のご出席を願って、ご案内いたします。
なお、当日は第13回『南極の歴史』講話会(一般公開、無料)もあわせて開催します。是非皆様方多数のご参加をいただきたく、ご案内申し上げます。
南極OB会会長 国分 征
記
日時:2013年6月22日(土) 受付13:30より
場所:一橋大学 一橋講堂
住所:東京都千代田区一ツ橋2‐1‐2 TEL 03-4212-5900
プログラム:
(1)第13回『南極の歴史』講話会 : 14:00~15:20
講演Ⅰ 隊長 “小口 高” を語る
講師 福井徹郎(12次越冬)
講演Ⅱ オーロラに魅せられた男 “小口 高”
講師 国分 征(7次、13次越冬、18次,32次夏)
(2) 南極OB会総会 : 15:30~16:00
(3) ミッドウィンター祭 : 16:20~18:00
※ミッドウィンター祭会場:一橋講堂隣接、学術総合センター3階食堂
※ミッドウィンター祭会費: 5,000円
申し込方法:はがき、電話、FAX又はメールでお申し込みください。
〈締切6月19日(水)〉
申し込場所:南極OB会事務局(担当:長谷川慶子 水、金の午後在室)
住所 : 〒101-0065千代田区西神田2-3-2牧ビル301
電話 : 03-5210-2252(留守電にても受付可、お名前をはっきりと)
FAX : 03-5275-1635
E-Mail :nankyoku-ob at mbp.nifty.com(ご氏名の記載をお忘れなく)
ホームページ:http://www.jare.org (HPからのメールでも受付ます)
会場へのアクセス (右上の地図をクリックすると拡大されます)
・JR水道橋 東口 徒歩12分
・都営地下鉄 神保町駅 徒歩4分
・東京メトロ(東西線)竹橋駅 徒歩7分
船橋マリンフェスタ2013

「SHIRASE5002」を係留している船橋港で、自衛隊主催イベント「船橋マリンフェスタ2013」が開催され、護衛艦「やまゆき」などと共に「SHIRASE5002」が一般公開されました。




会場の一画で南極OB会が南極観測隊グッズを販売。
書籍のほかバッジやストラップ、タイピン、観測船の模型・・・。
いろいろなアイテムを一気に購入されるお客さんもいて、なかなか好評です!
お客さんが特に興味を示すのが、やはりタロ・ジロの話題。
3次隊でタロ・ジロに会った小野先生のお話に、小学生の男子は目を輝かせて聞いていました。
そして、小野先生は著書にサイン責め!


「SHIRASE5002」では、元乗組員やヘリコプターのパイロット、観測隊員らが甲板や格納庫、ブリッジなどを案内。「SHIRASE5002」前方に停泊しているのが護衛艦「やまゆき」。体験航海もあり、希望者が列を作っていました。


2日目も朝からウェザーニューズ社のスタッフを中心にミーティング。「SHIRSAE5002」を一般の方たちに楽しんでいただけるよう、また事故やトラブルがないよう作業を確認し合っています。
一方、南極OB会も朝からテントを張って、開店準備!
「船橋マリンフェスタ」は大勢のお客様で賑わいました。
(k.suzuki)
平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞!!
川口 貞男(前会長)、国分 征(現会長)、渡辺 興亜(初代運営委員長)、松原 廣司(前運営委員長)、神田 啓史(現運営委員長)の5名が、「講演活動等の全国ネットワーク組織による極地科学の理解増進」の業績が評価され、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の推薦により平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)を受賞し、平成25年4月16日に表彰式がありました。

この賞は「我が国の社会・経済、国民生活の発展向上等における最近の科学技術上の成果を顕彰するとともに、その成果に対する功績が顕著な者あるいはグループを表彰する。」というものです。
南極OB会は、南極50周年記念事業以降、南極OB会の組織化と支部活動と連携した全国規模のネットワーク構築に貢献された歴代の会長と運営委員長の5名が代表して受賞しました。
文部科学大臣表彰の詳細は、下記URLをご参照ください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/04/1332785.htm
(業績の要旨)
南極観測は国家事業であるにもかかわらず、21世紀に入っても将来の南極観測を担う青少年を対象にした企画が非常に乏しく、極地科学が広く国民に浸透し、十分な理解がえられているとは言い難かった。
本活動では、青少年を対象としてボランティア活動「南極教室」を日本で初めて設置し、全国的規模で講演会に講師派遣を実施した。南極観測50周年記念事業を立ち上げ、観測船「宗谷」を中心とした記念祝賀会、講演会、写真集・啓蒙書の出版を実施した。この機に設置された民間非営利組織である「南極OB会」は今日では極地科学の普及啓発を担う日本の中心的な組織に発展した。さらに、南極観測の先駆的偉業を達成した白瀬南極探検隊100周年記念事業を立ち上げ、国際講演会の開催、ドキュメンタリー映画の作成、出版事業等により、白瀬探検隊の偉業を広く公開した。
本活動により、南極OB会本部と全国に展開する地方支部との連携が密となり、全国規模のネットワークが構築された。これにより南極観測隊の普及啓発活動が強化され、極地科学をはじめ、地球科学、地球環境の理解増進に大きく寄与している。