「イベントレポート」カテゴリーアーカイブ

船橋マリンフェスタ2013

「SHIRASE5002」を係留している船橋港で、自衛隊主催イベント「船橋マリンフェスタ2013」が開催され、護衛艦「やまゆき」などと共に「SHIRASE5002」が一般公開されました。

会場の一画で南極OB会が南極観測隊グッズを販売。
書籍のほかバッジやストラップ、タイピン、観測船の模型・・・。
いろいろなアイテムを一気に購入されるお客さんもいて、なかなか好評です!

お客さんが特に興味を示すのが、やはりタロ・ジロの話題。
3次隊でタロ・ジロに会った小野先生のお話に、小学生の男子は目を輝かせて聞いていました。
そして、小野先生は著書にサイン責め!

「SHIRASE5002」では、元乗組員やヘリコプターのパイロット、観測隊員らが甲板や格納庫、ブリッジなどを案内。「SHIRASE5002」前方に停泊しているのが護衛艦「やまゆき」。体験航海もあり、希望者が列を作っていました。

2日目も朝からウェザーニューズ社のスタッフを中心にミーティング。「SHIRSAE5002」を一般の方たちに楽しんでいただけるよう、また事故やトラブルがないよう作業を確認し合っています。
一方、南極OB会も朝からテントを張って、開店準備!

「船橋マリンフェスタ」は大勢のお客様で賑わいました。

(k.suzuki)

平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞!!

 川口 貞男(前会長)、国分 征(現会長)、渡辺 興亜(初代運営委員長)、松原 廣司(前運営委員長)、神田 啓史(現運営委員長)の5名が、「講演活動等の全国ネットワーク組織による極地科学の理解増進」の業績が評価され、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の推薦により平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)を受賞し、平成25年4月16日に表彰式がありました。

表彰式での記念写真(左から、松原 廣司氏、国分 征氏、神田 啓史氏)

 この賞は「我が国の社会・経済、国民生活の発展向上等における最近の科学技術上の成果を顕彰するとともに、その成果に対する功績が顕著な者あるいはグループを表彰する。」というものです。
 南極OB会は、南極50周年記念事業以降、南極OB会の組織化と支部活動と連携した全国規模のネットワーク構築に貢献された歴代の会長と運営委員長の5名が代表して受賞しました。

文部科学大臣表彰の詳細は、下記URLをご参照ください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/04/1332785.htm

(業績の要旨)
 南極観測は国家事業であるにもかかわらず、21世紀に入っても将来の南極観測を担う青少年を対象にした企画が非常に乏しく、極地科学が広く国民に浸透し、十分な理解がえられているとは言い難かった。
 本活動では、青少年を対象としてボランティア活動「南極教室」を日本で初めて設置し、全国的規模で講演会に講師派遣を実施した。南極観測50周年記念事業を立ち上げ、観測船「宗谷」を中心とした記念祝賀会、講演会、写真集・啓蒙書の出版を実施した。この機に設置された民間非営利組織である「南極OB会」は今日では極地科学の普及啓発を担う日本の中心的な組織に発展した。さらに、南極観測の先駆的偉業を達成した白瀬南極探検隊100周年記念事業を立ち上げ、国際講演会の開催、ドキュメンタリー映画の作成、出版事業等により、白瀬探検隊の偉業を広く公開した。
 本活動により、南極OB会本部と全国に展開する地方支部との連携が密となり、全国規模のネットワークが構築された。これにより南極観測隊の普及啓発活動が強化され、極地科学をはじめ、地球科学、地球環境の理解増進に大きく寄与している。

第53次越冬隊・第54次夏隊帰国歓迎会(南極地域観測統合推進本部主催)

2013年4月11日、東京都港区の明治記念館において、第53次越冬隊・第54次夏隊の帰国歓迎会が開催されました。

第12回「南極の歴史」講話会

2013年3月30日、東京都千代田区の日本大学理工学部にて第12回「南極の歴史」講話会が開催されました。

堤 雅基「南極最大の大気レーダー”PANSY”で地球大気を探る」
星合 孝男「八次越冬-思い出すままに」

続いて、場所を変えて懇親会が開催されました。

「野村直吉船長航海記」記念フォーラム

2013年2月23日、東京都千代田区の資源会館にて、「野村直吉船長航海記」の日本海運集会所特別賞受賞を記念したフォーラムが開催されました。
このフォーラムでは「「白瀬南極探検」研究のこれから」をテーマに以下の講演が行われました。

小野哲史(成山堂)「「野村直吉船長航海記」の販売状況」
吉村愛一郎「ロス海における地磁気偏差の問題」
松原廣司「気象観測プロパーから見た「航海記」」
宇都正太郎「「開南丸」について」
若狭康子「羽咋市にある野村直吉資料について」

第11回「南極の歴史」講話会

2012年12月15日、東京都千代田区の日本大学理工学部にて第11回「南極の歴史」講話会が開催されました。
立平 良三「第二次南極観測の思い出」
清水 正義「南極オゾン観測の事始め(7次隊の気象観測を含む)」
福谷 博「気象観測の概要と9次、13次の気象観測」

第54次隊壮行会(南極地域観測統合推進本部主催)

2012年11月9日、東京都港区の明治記念館にて、南極地域観測統合推進本部主催の第54次隊壮行会が開催されました。

「しらせ」境港入港

 去る9月14日,砕氷艦「しらせ」が鳥取県境港市に入港しました。翌15 日からは一般公開され,16日に南極OB会山陰支部の有志で表敬訪問させていただきました。心配されていた天候でしたが,会員たちの到着に合わせるかのように回復し,遠くに大山を望む絶好の「訪問日和」となりました。山陰支部のメンバーは10次から53次まで,東西300kmの全山陰(東は鳥取市,西は島根県益田市)から11名が集合し,ちょっとしたミニOB会となりました。
 新「しらせ」が初めての会員も多く,満足のいくまで艦内を見学させていただきました。この場をお借りしてしらせ関係者の方々に感謝の意を表するとともに,54次隊の安全と成功を祈願いたします。

第54次隊壮行会(南極OB会主催)

2012年11月2日、東京都千代田区のパレスサイドビルにて南極OB会主催第54次隊壮行会が開催されました。
前半は武田康男氏が「南極の自然現象とその撮影方法」と題して講演を行いました。

ヨコハマ海の青と都市の緑を守るフェア2012(神奈川県横浜市)

横浜大さん橋に接岸した「しらせ」

横浜大さん橋新ターミナルが10周年を迎え、2012年9月1日と2日に記念イベント「ヨコハマ海の青と都市の緑を守るフェア2012」が開催され、行ってきました。

エコに関連したさまざまな展示やワークショップと共に、南極観測船「しらせ(二代目)」の艦内見学会や講演会、昭和基地との中継といった“南極イベント”がてんこ盛り♪ 企画・運営されたエンジョイ・エコ・ラボラトリーさんによると、来場者数は1日(土)が4,325人、2日(日)が6,077人だったそうです。大盛況でした!!

まずはシーバスに乗って「しらせ」を海から見学!真っ白い氷海を進む「しらせ」もカッコイイですが、この日は灰色の高層ビル群や曇り空に、艦体のオレンジ色がひときわ映え、輝いていました。
さっそく艦内見学に行くと、自衛隊の皆さんがとっても親切。気さくにいろんな事を教えてくれます。
後部デッキには南極の石や隕石、スノーモービルなどがあり、乗組員の各種制服を着て記念写真が撮れるサービスも。
記念スタンプを押しまくり、ブリッジやキャビン、食堂、クレーンのところなど見て回りました。

しらせの艦内の様子は、こちらでも紹介しています。

初日の午後は、ペンギン写真家・鎌倉文也氏の「地球教室」トークショー。続いて松原廣司第46次隊長の「南極教室」の講演がそれぞれ大スクリーンを使って行われました。
海岸に3種類のペンギンが仲良く並んでいる写真や、南極ならではの気象クイズ(正解のペンギンウェーブがカワイイ!)など、興味深い内容で盛り上がりました。
2日目は昭和基地と衛星で結び、子どもたちと53次隊の方々とのQ&A。夏休み最後の思い出を、楽しい南極体験で飾れたのではないでしょうか。

青いエアドームは移動式プラネタリウム。この中にメガスターが映し出す星の数はなんと220万個。人間の目に見えるのはその一部でも、見えない星まで作り込むことで超リアルな星空が再現できるそうです。
中は想像以上に広く30~40人入っていたでしょうか。この日の横浜と南極の夜9時の空を体感しました☆
ワーッと歓声が上がったほどホントにきれいで、星座の解説も面白くて、列に並んで整理券をゲットしたかいありっ!!

ほかにも、越冬隊の防寒服試着や南極の氷の展示、白瀬隊のパネル展。
さらに、会場内には子どもたちの環境絵日記など環境をテーマにした展示物や活動を紹介するコーナーがあって大人気! 広い会場全体がエコ&シンプルに統一され、手作りの温もり感ある雰囲気に包まれていました。

これらイベントをひと通り堪能した後は、ここはやはり南極つながり~ということで(笑)、関内にあるダイニングBAR「Mirai」へ!

いろいろ楽しめた夏の終わりのイベントでした♪♪

ところで、今回「しらせ」が横浜港に来たのはイベント前日の8月31日。出航はイベント明けの9月3日。その様子を「宗谷誕生の地(浅野ドック跡)」から眺めてみました。

初代の「宗谷」にとったら「しらせ(二代目)」は、ひ孫?・・・どんな思いで迎え、見送ったのか・・・
なんて考えたら・・ちょっとじーん・・。

(k.suzuki)