2016年11月2日、東京都千代田区のパレスサイドビルにて、第58次隊壮行会が開催されました。
川口貞男氏による「南極60周年、思い出す人々」と題した講演が行われた後、壮行会が行われた。
司会の神田 啓史氏 國分南極OB会会長 川口貞男氏 川口貞男氏 川口貞男氏 川口貞男氏 川口貞男氏 第58次隊長による観測計画の紹介
JARE CLUB
2016年11月2日、東京都千代田区のパレスサイドビルにて、第58次隊壮行会が開催されました。
川口貞男氏による「南極60周年、思い出す人々」と題した講演が行われた後、壮行会が行われた。
残暑も過ぎ早や秋の気配が感じられる頃ですが、皆様方は如何お過ごしでしょうか。南極では春を迎え、第57次越冬隊の活動も益々活発になっている事でしょう。
日本では第58次観測隊の準備が最終段階に入り、連日多忙を極めているこの頃です。ここに、第58次隊の壮途を祝し、南極OB会主催の壮行会を開催したいと思います。OB, OG 皆様方多数のご参加をいただきたく、ご案内申し上げます。
南極OB会 会長 国分 征
記
日時:2016年11月2日(水) 受付18:00より
場所:レストラン「アラスカ」パレスサイド店
住所:千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル9F
電話:03‐3216‐2797
(1)「南極観測60周年記念講演」 18:30~19:15
演題 「南極観測60年、思い出す人々」
講師 川口貞男(2,3,8,11,13,21,26次隊参加)
(2) 第58次隊の概要 19:15~18:30
(3) 懇親会 19:30~21:00
会費: ¥7,000円(58次隊員等、しらせ乗員は¥2,000円)
申込方法: はがき、電話、FAX、メール。いずれでも結構です。
(10月25日締め切り、但し当日申し込み・参加も可能です。)
本書は絶版となっております。
我が国の南極観測隊が探検隊といわれた初期の頃から、五十年を数えます。この間、昭和基地は飛躍的に発展し、世界に誇れる多大な成果も上げてきました。一方この間、南極観測隊によって集められた写真も膨大なものとなりました。(財)日本極地研究振興会は、これらの写真資料を南極観測隊とともにカレンダーに仕上げてきました。南極観測五十周年を機に、このカレンダーを含め、他の多くの写真資料の中から厳選して編んだものがこの写真集です。掲載した写真は、120枚を超えます。なつかしい写真も多く含まれています。どうぞこの写真集を座右に置いてください。
隊次 | 担当 | 氏名 | 参加時の所属 | 備考 |
---|---|---|---|---|
58次 夏隊 | 隊長(夏隊長) | 本吉 洋一 | 国立極地研究所 | |
58次 夏隊 | 電離層 | 近藤 巧 | 情報通信研究機構 電磁波研究所 | |
58次 夏隊 | 海底地形・潮汐 | 大泊 理八 | 海上保安庁 海洋情報部 | |
58次 夏隊 | 測 地 | 四野宮 良周 | 国土地理院 基本図情報部 | |
58次 夏隊 | 海洋物理・化学 | 真壁 竜介 | 国立極地研究所 研究教育系 | 海鷹丸 |
58次 夏隊 | 海洋物理・化学 | 嶋田 啓資 | 東京海洋大学 海洋システム観測研究センター | 海鷹丸 |
58次 夏隊 | 地磁気 | 平原 秀行 | 気象庁 地磁気観測所 | |
58次 夏隊 | 地殻圏モニタ | 大山 亮 | 日本海洋事業(株) | |
58次 夏隊 | 生態系モニタ | 藤嶽 暢英 | 神戸大学大学院 農学研究科 | |
58次 夏隊 | 生態系モニタ | 野口 智英 | (株)マリンワーク・ジャパン | |
58次 夏隊 | 重点研究観測 | 児島 康介 | 名古屋大学 宇宙地球環境研究所 | |
58次 夏隊 | 重点研究観測 | 行松 彰 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
58次 夏隊 | 重点研究観測 | 小塩 哲朗 | 名古屋市科学館 学芸課 | |
58次 夏隊 | 重点研究観測 | 清水 大輔 | 国立極地研究所 南極観測センター | |
58次 夏隊 | 重点研究観測 | 川合 美千代 | 東京海洋大学学術研究院 海洋環境科学部門 | 海鷹丸 |
58次 夏隊 | 重点研究観測 | 小野 数也 | 北海道大学 低温科学研究所 | |
58次 夏隊 | 重点研究観測 | 溝端 浩平 | 東京海洋大学学術研究院 海洋環境科学部門 | 海鷹丸 |
58次 夏隊 | 重点研究観測 | 田村 岳史 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
58次 夏隊 | 重点研究観測 | 西山 尚典 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
58次 夏隊 | 一般研究観測 | 小西 啓之 | 大阪教育大学 教養学科 | |
58次 夏隊 | 一般研究観測 | 平沢 尚彦 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
58次 夏隊 | 一般研究観測 | 林 政彦 | 福岡大学 理学部 | |
58次 夏隊 | 一般研究観測 | 金尾 政紀 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
58次 夏隊 | 一般研究観測 | 林 健太郎 | 農業環境変動研究センター | |
58次 夏隊 | 一般研究観測 | 馬場 壮太郎 | 琉球大学 教育学部 | |
58次 夏隊 | 一般研究観測 | 亀井 淳志 | 島根大学大学院 総合理工学研究科 | |
58次 夏隊 | 一般研究観測 | 外田 智千 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
58次 夏隊 | 一般研究観測 | 渡辺 佑基 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
58次 夏隊 | 一般研究観測 | 髙尾 信太郎 | 国立極地研究所 研究教育系 | 海鷹丸 |
58次 夏隊 | 一般研究観測 | 中野 知香 | 東京海洋大学 海洋環境科学部門 | 海鷹丸 |
58次 夏隊 | 国際連携観測 | 熊谷 宏靖 | 国立極地研究所 国際企画室 | |
58次 夏隊 | 機 械 | 内山 宣昭 | (株)関電工 | |
58次 夏隊 | 建築・土木 | 後藤 猛 | 飛島建設(株) | |
58次 夏隊 | 建築・土木 | 佐藤 良晴 | 東光鉄工(株) | |
58次 夏隊 | 庶務・情報発信 | 菅 圭之介 | 国立科学博物館 事業推進部 | |
58次 夏隊 同行者 | 行政機関 | 竹原 真理 | 環境省 自然環境局 | |
58次 夏隊 同行者 | 教員派遣 | 濵中 真喜 | 宮城県仙台市 | |
58次 夏隊 同行者 | 教員派遣 | 生田 依子 | 奈良県奈良市 | |
58次 夏隊 同行者 | 大学院学生 | 木田 森丸 | 神戸大学大学院 農学研究科 | |
58次 夏隊 同行者 | 大学院学生 | 伊藤 健太郎 | 総研大 複合科学研究科 | |
58次 夏隊 同行者 | 大学院学生 | 北野 一平 | 九州大学大学院 地球社会統合科学府 | |
58次 夏隊 同行者 | 研究者 | 茂木 正人 | 東京海洋大学学術研究院 海洋環境科学部門 | 海鷹丸 |
58次 夏隊 同行者 | 研究者 | Nuerasimuguli Alimasi | ゼノクロス航空宇宙システム | |
58次 夏隊 同行者 | 研究者 | 佐藤 智子 | 東京海洋大学 海洋システム観測研究センター | 海鷹丸 |
58次 夏隊 同行者 | 研究者 | 松野 孝平 | オーストラリア南極局 | 海鷹丸 |
58次 夏隊 同行者 | 研究者 | 柴田 明穂 | 神戸大学大学院 国際協力研究科 | |
58次 夏隊 同行者 | 外国人研究者 | Ruth S. Eriksen | オーストラリア、タスマニア大学 | 海鷹丸 |
58次 夏隊 同行者 | 外国人研究者 | Prayath Nantasin | タイ、カセサート大学 | |
58次 夏隊 同行者 | 外国人研究者 | Nugroho I. Setiawan | インドネシア、ガジャマダ大学 | |
58次 夏隊 同行者 | 交換科学者 | Davaa-Ochir Dashbaatar | モンゴル科学技術大学 | |
58次 夏隊 同行者 | 交換科学者 | Oscar Ramos | コロンビア、ラ・サール大学 | |
58次 夏隊 同行者 | 技術者 | Wayne Terry | オーストラリア、Helicopter Resources Pty Ltd | |
58次 夏隊 同行者 | 技術者 | 佐藤 睦 | オーストラリア、Helicopter Resources Pty Ltd | |
58次 夏隊 同行者 | 技術者 | 中田 浩毅 | (株)KKTイノベート | |
58次 夏隊 同行者 | 技術者 | 田中 辰弥 | (株)マリンワーク・ジャパン | 海鷹丸 |
58次 夏隊 同行者 | 技術者 | 有井 康博 | (株)マリンワーク・ジャパン | 海鷹丸 |
58次 夏隊 同行者 | 技術者 | 岡田 和見 | 北海道大学理学研究院 地震火山研究センター | |
58次 夏隊 同行者 | 技術者 | 松本 慧太郎 | (株)マリンワーク・ジャパン | 海鷹丸 |
58次 夏隊 同行者 | 報 道 | 武隈 周防 | (一社)共同通信社 | |
58次 夏隊 同行者 | 報 道 | 今林 隆史 | RKB毎日放送 | |
58次 越冬隊 | 副隊長(越冬隊長) | 岡田 雅樹 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
58次 越冬隊 | 気 象 | 水野 太治 | 気象庁観測部 | |
58次 越冬隊 | 気 象 | 重岡 裕海 | 気象庁観測部 | |
58次 越冬隊 | 気 象 | 小野 文睦 | 気象庁観測部 | |
58次 越冬隊 | 気 象 | 森 陽樹 | 気象庁観測部 | |
58次 越冬隊 | 気 象 | 梅澤 研太 | 気象庁観測部 | |
58次 越冬隊 | 宙空圏モニタ | 吉川 康文 | (株)テクノプロ | |
58次 越冬隊 | 気水圏モニタ | 高村 友海 | 国立極地研究所 南極観測センター | |
58次 越冬隊 | 地殻圏モニタ | 中元 真美 | 九州大学理学研究院 地震火山観測研究センター | |
58次 越冬隊 | 重点研究観測 | 岩男 辰雄 | 三菱電機(株) | |
58次 越冬隊 | 重点研究観測 | 江尻 省 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
58次 越冬隊 | 重点研究観測 | 橋本 大志 | 京都大学大学院 情報学研究科 | |
58次 越冬隊 | 一般研究観測 | 田邊 優貴子 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
58次 越冬隊 | 一般研究観測 | 國分 亙彦 | 国立極地研究所 研究教育系 | |
58次 越冬隊 | 一般研究観測 | 鈴木 裕子 | 東京学芸大学大学院 教育学研究科 | |
58次 越冬隊 | 車 両 | 伊藤 太市 | (株)キムラ | |
58次 越冬隊 | 機械設備 | 佐藤 裕之 | 国立極地研究所 南極観測センター | |
58次 越冬隊 | 発電機エンジン | 鎌松 泰典 | ヤンマー(株) | |
58次 越冬隊 | 電気設備 | 齋藤 健二 | (株)関電工 | |
58次 越冬隊 | 車 両 | 武井 寛典 | いすゞ自動車(株) | |
58次 越冬隊 | 雪上車 | 中西 勇太 | (株)大原鉄工所 | |
58次 越冬隊 | 発電機制御盤 | 江口 史人 | (株)日立製作所 インダストリアルプロダクツ | |
58次 越冬隊 | 通 信 | 藤原 聖二 | 総務省 北海道総合通信局 | |
58次 越冬隊 | 調 理 | 青堀 力 | 奥白馬高原開発(株) | |
58次 越冬隊 | 調 理 | 内村 光尚 | (株)ダイマス | |
58次 越冬隊 | 医 療 | 大江 洋文 | 医療法人伸裕会 渡辺病院 | |
58次 越冬隊 | 医 療 | 服部 素子 | 東京大学 医学部附属病院 | |
58次 越冬隊 | 環境保全 | 葛西 尚 | 旭川市 消防本部 | |
58次 越冬隊 | 多目的アンテナ | 柴田 勝秀 | NECネッツエスアイ(株) | |
58次 越冬隊 | LAN・インテル | 笹栗 隆司 | KDDI(株) | |
58次 越冬隊 | 建築・土木 | 岡本 裕司 | 角林工務店 | |
58次 越冬隊 | 野外観測支援 | 土屋 達郎 | 中部山岳ガイド協会 | |
58次 越冬隊 | 庶務・情報発信・輸送 | 永木 毅 | 国立極地研究所 南極観測センター |
講演会タイトル:「南極地域観測を支える機械工学技術」
日時:2016年11月12日(土)
13:30~16:00
会場:サイエンスヒルズこまつ わくわくホールA
【講演会】
開会の挨拶 川田邦夫(南極OB会北陸支部長、第25次越冬、37次越冬副隊長)
13:40~14:10
「南極地域観測で使用する雪上車の歴史と現状の紹介」
金沢大学 香川博之先 様(第50次越冬)
14:10~14:50
「南極観測で活用しているコマツの機械技術」
元南極地域観測隊 山田 清一 様(第21次越冬、第26次夏隊)
14:50~15:50
「南極大陸での雪上車と航空機による輸送について」
国立極地研究所 石沢 賢二 様(第19次越冬、24次越冬、28次夏、32次越冬、36次越冬副隊長、50次夏副隊長、53次越冬隊長)
15:50~16:00
会場からの質疑
閉会の挨拶 川田邦夫(南極OB会北陸支部長、第25次越冬、37次越冬副隊長)
主催:南極OB会北陸支部、日本機械学会、精密工学会
[お問い合わせ連絡先]
尾崎 光紀(金沢大学、第47次越冬)
◆2017年南極OB会名入りカレンダーの販売について
例年通り、1部より下記要領で受付けます。
送料は実費負担とし、別途梱包費をご負担いただきます。
カレンダー代金は受領後、同封の振込用紙に記載された金額の振込みをお願いします。
昨年は大好評で早々に完売となりました。注文は早めに(10月中旬頃までに)お願いします。
価格: 1部1000円(http://www.jare.org/に過去の見本掲載)
送料実費負担: 1部300円、 2部350円、 3~4部460円、5~29部 650円、 30部以上は 送料無料
梱包費: 1~2部 無料; 3~7部 210円; 8~29部 310円; 30部以上 460円
下記の事項をお知らせください。
・「南極OB会名入りカレンダー」と明記して下さい。
・お名前:
部数:
郵便番号、住所:
電話/FAX:
e-mail:
(受注後は必ずご連絡いたします。)
———————————————————————-
◆2017年版オリジナル小型カレンダーの販売について
2017年版は応募作品と内陸踏査写真から構成されています.
大きさ:見開きA3サイズ(日付部分と写真はそれぞれA4相当です)
カレンダー代金は受領後、同封の振込用紙に記載された金額の振込みをお願いします。注文は早めに(10月中旬頃までに)お願いします。
価格:1部800円(税込)
送料:1部=180円, 2部=300円, 3-6部=350円, 7-13部=460円, 14-20部=610円
(たとえば5部ご購入の場合,送料込みの金額は800 × 5 + 350 = 4,350円です)
※ 必ず「小型カレンダー○部」と明記して下さい.
お名前:
部数:
郵便番号、住所:
電話/FAX:
e-mail:
(受注後は必ずご連絡いたします。)
———————————————————————-
申し込みの方は下記へお願いします。
E-mail: nankyoku-ob at mbp.nifty.com
FAX: 03-5275-1635
HP: http://www.jare.org(ホームページからのメールでも受付ます)
2016年9月24日、東京都千代田区の日本大学理工学部にて、第21回「南極の歴史」講話会が開催されました。今回は「南極観測越冬隊の食事60年」をテーマに歴代の調理隊員を迎え、以下の3題の講演が行われました。
五味 貞介「ふじの時代」
篠原 洋一「しらせの時代」
竪谷 博「新しらせの時代」
続いて、懇親会が開催されました。
残暑の候、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。第57次越冬隊も長い冬があけ、春のオペレーションに多忙な日々を過ごしている頃です。
今回は南極観測60周年記念事業連携企画として、「ふじ」、初代「しらせ」、2代目「しらせ」で、南極に行き、越冬した3名の料理人の話です。越冬隊員の胃袋を満足させた大変興味深いお話が聞ける良い機会です。一般公開で、入場無料です。是非、友人、知人をお誘いの上、多数の方々のご出席を賜りますようご案内申し上げます。
南極OB会 会長 国分 征
記
1.日 時:2016年9月24日(土)14:00~16:00(受付13:30)
2.場 所:日本大学理工学部 1号館132教室(3F) 千代田区神田駿河台1-8-14
3.講 演:南極観測越冬隊の食事60年
講師
ふじの時代 五味貞介(13次冬、21次冬)
しらせの時代 篠原洋一(33次冬、50次冬)
新しらせの時代 竪谷 博(55次冬)
講話会終了後、懇親会を計画しています。こちらも、沢山の方の参加をお願いします。
懇親会々場:日本大学理工学部 5号館 1F学生食堂 会費3,000円 開始16:20より。
お申し込みは、2016年9月20日(火)までに はがき、電話、Fax、メールなどで、南極OB会事務局(担当:長谷川慶子)までお申し込みください。尚、申し込み締め切りは概の参会者数の把握のため設定しているもので、当日受付もいたします。
住 所 :〒101-0065千代田区西神田2-3-2牧ビル301
電 話 :03-5210-2252(留守電にても受付可-姓名をはっきりと)
ファックス:03-5275-1635 Email:nankyoku-ob at mbp.nifty.com
ホームページを通じての申し込み :http://www.jare.org
2016年9月23日、船の科学館前に係留されていた「宗谷」がタグボートに曳かれ、海上を対岸まで移動しました。
岸を離れるのは実に37年ぶり!久しぶりに風を受けるってどんな感じだったでしょうね^^
今回の移転は、新客船ふ頭ターミナルの新設工事のため。レンボーブリッジをくぐって晴海ふ頭まで行けない大型客船を、ブリッジ手前のこの辺りで受け入れようというわけですね。日本に寄港する客船がどんどん大型化し、クルーズ人口も増える中、東京都はクルーズ客船誘致を積極的に図っていくのだそうです。
現在22万トンクラスが就航しているので、2736トンの「宗谷」の・・・・・80倍っ!! もはや船というより町がやって来る感じでしょうか^^;
そんな一生縁がなさそうな豪華客船よりも、まずは“動く宗谷”をライブで見ておかねばと、行ってまいりましたー。小雨が降る中のお引っ越しです!
移動場所は、上の写真のように20~30メートル離れた対岸。すぐ近くですが、これまでは船首が海側を向いた“出船(でふね)”スタイルでの係留だったのが、今度は陸側を向いた“入船(いりふね)”に。そのため作業は、船の曳出し(ひきだし)→30メートル程沖合で180度方向転換→接岸、という流れでした。
当日、岸壁の近くは立ち入り禁止。早朝だし雨だしで、そもそも人はいませんでしたが^^
曳出し作業の開始は6:30。「宗谷」は沖合に設置されたクレーン付き台船に引っ張られ、ゆっくりと滑らかに動いていきました。
曳航するのは、船首、船尾、左舷、右舷に配置された4隻のタグボード。
タグボートの威力は、昨年「SHIRASE5002」のドック入りの時に目の当たりにしましたが、今回驚いたのが、船を押すことなく引っ張りだけで曳航していたこと。作業員の方によると、船体にかかる負荷を考慮してだそう。
さすがに幾多の苦難を乗り越え、船齢も立派な「宗谷」へのいたわりの心?なーんて感傷や心配はよそに、沖まで出た「宗谷」(78歳)は華麗な半回転を素早く決め、なにげに現役感を漂わせていました。
でも実際、海を行く「宗谷」を見たのは初めて。
船首をこちらに向けてゆっくり近づいて来る姿は、ちょっと感動でした。
最も慎重に作業していたのが、最後の着岸。
岸壁とドルフィン(海の中に設置した杭)の間の狭いところに船体を滑り込ませる時も、タグボートや陸上からロープで引っ張り合うバランスだけで移動させていました。
作業員さんの説明によると、これはかなり難しい技術らしいのですが、今回は「宗谷」のためにベテラン職人さんたちが集結!結果、予定時間よりもずいぶん早い9時頃に作業が終了したのでしたー☆
帰りに電車のゆりかもめから見たらこんな感じでした。
雪と氷の大陸・・・ではないですが、時を経てなお難しい接岸を無事成功させた「宗谷」。歴史にまた新たな1ページが。というか、個人的に心にきざませていただきました^^
移動の様子を動画で撮った「宗谷お引っ越しムービー」もありますよ
☆↓こちら↓☆
https://youtu.be/3ZvD6BBYDcA
(kao)
2016年6月18日、東京都千代田区の明治大学にて第20回「南極の歴史」講話会が開催されました。
竹内 哲夫(東大山の会)が「南極観測発足の前夜」と題した講演が行われました。
続いて、南極OB会総会が開催されました。
続いて、場所を変えてミッドウィンター祭が開催されました。