投稿者「jareclub」のアーカイブ

平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞!!

 川口 貞男(前会長)、国分 征(現会長)、渡辺 興亜(初代運営委員長)、松原 廣司(前運営委員長)、神田 啓史(現運営委員長)の5名が、「講演活動等の全国ネットワーク組織による極地科学の理解増進」の業績が評価され、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の推薦により平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)を受賞し、平成25年4月16日に表彰式がありました。

表彰式での記念写真(左から、松原 廣司氏、国分 征氏、神田 啓史氏)

 この賞は「我が国の社会・経済、国民生活の発展向上等における最近の科学技術上の成果を顕彰するとともに、その成果に対する功績が顕著な者あるいはグループを表彰する。」というものです。
 南極OB会は、南極50周年記念事業以降、南極OB会の組織化と支部活動と連携した全国規模のネットワーク構築に貢献された歴代の会長と運営委員長の5名が代表して受賞しました。

文部科学大臣表彰の詳細は、下記URLをご参照ください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/04/1332785.htm

(業績の要旨)
 南極観測は国家事業であるにもかかわらず、21世紀に入っても将来の南極観測を担う青少年を対象にした企画が非常に乏しく、極地科学が広く国民に浸透し、十分な理解がえられているとは言い難かった。
 本活動では、青少年を対象としてボランティア活動「南極教室」を日本で初めて設置し、全国的規模で講演会に講師派遣を実施した。南極観測50周年記念事業を立ち上げ、観測船「宗谷」を中心とした記念祝賀会、講演会、写真集・啓蒙書の出版を実施した。この機に設置された民間非営利組織である「南極OB会」は今日では極地科学の普及啓発を担う日本の中心的な組織に発展した。さらに、南極観測の先駆的偉業を達成した白瀬南極探検隊100周年記念事業を立ち上げ、国際講演会の開催、ドキュメンタリー映画の作成、出版事業等により、白瀬探検隊の偉業を広く公開した。
 本活動により、南極OB会本部と全国に展開する地方支部との連携が密となり、全国規模のネットワークが構築された。これにより南極観測隊の普及啓発活動が強化され、極地科学をはじめ、地球科学、地球環境の理解増進に大きく寄与している。

第53次越冬隊・第54次夏隊帰国歓迎会(南極地域観測統合推進本部主催)

2013年4月11日、東京都港区の明治記念館において、第53次越冬隊・第54次夏隊の帰国歓迎会が開催されました。

第12回「南極の歴史」講話会

2013年3月30日、東京都千代田区の日本大学理工学部にて第12回「南極の歴史」講話会が開催されました。

堤 雅基「南極最大の大気レーダー”PANSY”で地球大気を探る」
星合 孝男「八次越冬-思い出すままに」

続いて、場所を変えて懇親会が開催されました。

第12回「南極の歴史」講話会のご案内

 早春の候、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。第54次隊も来るべき冬の準備で非常に多忙な日々を過ごしている事でしょう。
 さて、講話会も過去11回開催され、好評を得ています。今回は最新南極情報として、特にパンジー計画の内容を堤氏に、歴史講話として第8次越冬隊物語を星合孝男氏に語っていただきます。
 一般公開で、入場無料でございます。是非、友人、知人をお誘いの上、多数の方々のご出席を賜りますようご案内申し上げます。

南極OB会 会長 國分 征

 1.日 時:2013年3月30日(土)14:00~16:00(受付13:30)

 2.場 所:日本大学理工学部 1号館132号教室(3F) 千代田区神田駿河台1-8-14
 3.講演Ⅰ:南極観測最新報告 堤 雅基(40W、49S、50S)
       「南極最大の大気レーダー”PANSY”で地球大気を探る」
   講演Ⅱ:越冬隊の記録(1)星合孝男(7s,8w,11w,16w,23w,28s)
       「八次越冬-思い出すままに」

 懇話会終了後、懇親会を計画しています。こちらも、沢山の方の参加をお願いします。
 懇親会々場:日本大学理工学部 1号館 2F カフェテリア  会費¥2,000円
 お申し込みは、2013年3月27日(水)までに はがき、電話、Fax、メールなどで、南極OB会事務局(担当:長谷川慶子)までお申し込みください。 
 なお、申し込み締め切りは概の参会者数の把握のため設定しているもので、当日受付もいたします。

住 所  :〒101-0065千代田区西神田2-3-2牧ビル301
電 話  :03-5210-2252(留守電にても受付可)
ファックス:03-5275-1635
E-Mail  :nankyoku-ob at mbp.nifty.com
ホームページを通じての申し込み :http://www.jare.org

「野村直吉船長航海記」記念フォーラム

2013年2月23日、東京都千代田区の資源会館にて、「野村直吉船長航海記」の日本海運集会所特別賞受賞を記念したフォーラムが開催されました。
このフォーラムでは「「白瀬南極探検」研究のこれから」をテーマに以下の講演が行われました。

小野哲史(成山堂)「「野村直吉船長航海記」の販売状況」
吉村愛一郎「ロス海における地磁気偏差の問題」
松原廣司「気象観測プロパーから見た「航海記」」
宇都正太郎「「開南丸」について」
若狭康子「羽咋市にある野村直吉資料について」

「野村直吉船長航海記」日本海運集会所特別賞受賞記念フォーラム

 南極探検船開南丸「野村直吉船長航海記」が、日本海運集会所特別賞を受賞したことを記念してフォーラムを開催します。

「白瀬南極探検」研究のこれから

 日時:2月23日(土)13:30~15:30
 会場:資源会館4F会議室(千代田区三崎町21)

<プログラム>
 ・フォーラム開催趣旨           渡辺興亜
 ・「野村直吉船長航海記」の販売状況 小野哲史(成山堂)
 ・「白瀬南極探検隊の記録」上演
特別講演
 「ロス海における地磁気偏差の問題」    吉村愛一郎
研究余談
 ・気象観測プロパーから見た「航海記」   松原廣司
 ・「開南丸」について              宇都正太郎
 ・白瀬隊の内陸旅行のあれこれ       渡辺興亜
 ・羽咋市にある野村直吉資料について    若狭康子
総合討論

西堀榮三郎さんのお宅を訪問(東京都大田区)

2013年2月9日、東京都大田区鵜の木にある、日本南極地域観測隊第1次越冬隊長
(故)西堀榮三郎さんのお宅を訪問しました。
1937年ご本人の設計による築75年の、とても魅力的な山小屋風の建物です。

東急多摩川線鵜の木駅から徒歩3分、うっそうたる木々が生い茂る一角が見えてきました。入口の看板には、残念ながら、2月末で、一般公開は一度おしまいにするとの案内がありました。家への登り口は、まるで登山道のはじまりのようです。

西堀邸は、山小屋をイメージして、茶色で統一しているようです。
築75年とは思えぬ立派な造り。
入口のベルは、ひもで引っ張るカウベル。
家の入り口では、樹齢80年のヒマラヤスギが出迎えくれます。

玄関から家の中に入ったところ。重厚なたたずまいの廊下。

この家で、第一次越冬隊員候補の集まり (家族ぐるみで) が何度も開かれたそうです。

リビングの様子。
桜の無垢のテーブルとイスが際立っています。
年代物のピアノは、調律ばっちりだそうです。
キッチンとの間には、カウンター式ハッチがあり、食事の受け渡しができるようになっています。
昭和基地の食堂と同じつくりですね。
居間の鳩時計は、西堀さんが結婚祝いに南ドイツから購入したものとのこと。
ここは応接間。(故)植村直己さんらもよく訪れていたとのこと。
その後は、いろんなセミナーとかにも使われていたようです。
ベランダから眺める庭の景色が素敵です。
この部屋の下には、戦時中は防空壕が掘ってあったとのことです。
2階には寝室が5つほどあり、さらに屋根裏部屋も。
ベランダなども付いていて、とても快適そう。
3時のお茶の時間には、西堀峯夫さんお手製のブリュスケッタをご馳走になりました。
室内には、いろいろと西堀さんゆかりのものの展示があります。
これは、81歳の時の正月にしたためられた色紙。なかなか達筆です。
玄関を入っていきなり出迎えてくれるのが、このペンギンの上半身のはく製。
なんでも、胴体から下は帰路に腐ってしまったので、ペンギンの全身のはく製を作ることができずに、このような形になってしまったとか。
羽(フリッパー)も、変な場所についています。ちなみに、今では南極の生物をこのように持ち帰ることは許されていません。
この暖炉は、家の建設中に、西堀榮三郎さんがご自分でレンガを積んで作ったものだそうです。
「東芝」にもかつて務められたことがある西堀さん。
このテレビは、南極越冬から帰ってきてから購入されたとのことです。
NHK朝ドラ「梅ちゃん先生」にも出てきていましたが、本物ですね。
西堀榮三郎さんと奥様
現在このお宅とドイツを行き来されている、西堀榮三郎さんの三男・峯夫さんとのツーショット。

中島 英彰

第11回「南極の歴史」講話会

2012年12月15日、東京都千代田区の日本大学理工学部にて第11回「南極の歴史」講話会が開催されました。
立平 良三「第二次南極観測の思い出」
清水 正義「南極オゾン観測の事始め(7次隊の気象観測を含む)」
福谷 博「気象観測の概要と9次、13次の気象観測」

第11回「南極の歴史」講話会のご案内

 立冬の候、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。第54次隊は11月南極にむけ日本を出発、53次隊越冬隊も越冬生活仕上げの段階に来ています。
 さて、講話会も過去10回開催され、非常に好評を得ています。今回は南極観測隊気象関係の方々に貴重な話をしていただきます。
 一般公開で、入場無料でございます。是非、友人、知人をお誘いの上、多数の方々のご出席を賜りますようご案内申し上げます。

南極OB会 会長 国分 征

記           

1.日 時:2012年12月15日(土)15:00~17:00(受付14:30)
2.場 所:日本大学理工学部 8号館831号教室(3階)
  千代田区神田駿河台1-5-2
3.講演Ⅰ:立平 良三(第2次隊、宗谷)
    第二次南極観測の思い出
  講演Ⅱ:清水正義(第7次隊越冬)
    南極オゾン観測の事始め(7次隊の気象観測を含む)
  講演Ⅲ:福谷 博(第9次、13次隊越冬)
    気象観測の概要と9次、13次の気象観測

講話会終了後、懇親会(南極倶楽部忘年会を兼ねる)を計画しております。是非参加してください。
 懇親会会場:『菜の家』 住所 :千代田区三崎町2-21-1 資源ビル1F
             JR水道橋駅 徒歩2分
             TEL 03-3234-2324  懇親会費¥3,000円

※ お申し込みは、2012年12月11日(火)までに はがき、電話、Fax、メールなどで、南極OB会事務局(担当:長谷川慶子)までお申し込みください。なお、申し込み締め切りは概の参会者数の把握のため設定しているもので、当日受付もいたします。

  住 所: 〒101-0065千代田区西神田2-3-2牧ビル301 
  電 話:  03-5210-2252(留守電にても受付可)   
ファックス:03-5275-1635
  E-Mail :nankyoku-ob at mbp.nifty.com
  ホームページを通じての申し込み :http://www.jare.org

第54次隊壮行会(南極地域観測統合推進本部主催)

2012年11月9日、東京都港区の明治記念館にて、南極地域観測統合推進本部主催の第54次隊壮行会が開催されました。