第18回「南極の歴史」講話会

2015年4月18日、「南極の歴史」講話会の歴史に新たな1ページが刻まれました。東京を離れ、初の地方開催です!
その場所は、白瀬矗ゆかりの地である秋田県にかほ市。秋田支部との共催で、金浦勤労青少年ホームで講話会を行い、続いて白瀬矗の生家とお墓の見学、懇親会、懇親二次会、懇親三次会、さらに翌日は白瀬南極探検隊記念館の訪問などなど。満開の桜のもと、充実の2日間となりました。

講話会では、宇都正太郎氏からは「開南丸の航海」と題して、5~6cmの氷しか割れない開南丸は氷山を避けて、氷を押し分けて縫うように進む縫航(ほうこう)だったというお話。
渡辺興亜氏からは、白瀬矗の探検を新聞記者の立場から後押しした「杉村楚人冠」のお話。サスツルギの方向に進路をとると南極点に行きやすいなど、南極に行ったことのない楚人冠の南極知識がすごかったこと。
井上正鉄氏からは「白瀬矗の南極探検」と題して、南極観測船の「しらせ」は人名ではなく地名として登録できたこと。
湯川武弘氏からは「白瀬中尉を偲ぶ会発足から記念館創設まで」と題して、東京港区にある南極探検記念碑のこともあわせてお話されました。

同じ会場で懇親会も行われました。米どころ秋田のおむすびと地酒は特に美味しかったです。