南極OB会事務局からの連絡事項です
■ 平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞!!2013.4.18

平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞しました!!

 川口貞男(前会長)、国分征(現会長)、渡辺興亜(初代運営委員長)、松原廣司(前運営委員長)、神田啓史(現運営委員長)の5名が、文部科学大臣表彰を受賞しました。

「講演活動等の全国ネットワーク組織による極地科学の理解増進」の業績が評価され、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の推薦により平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)を受賞し、平成25年4月16日に表彰式がありました。


表彰式での記念写真(左から、松原前運営委員長、国分会長、神田運営委員長)→


この賞は「我が国の社会・経済、国民生活の発展向上等における最近の科学技術上の成果を顕彰するとともに、その成果に対する功績が顕著な者あるいはグループを表彰する。」というものです。
南極OB会は、南極50周年記念事業以降、南極OB会の組織化と支部活動と連携した全国規模のネットワーク構築に貢献された歴代の会長と運営委員長の5名が代表して受賞しました。

文部科学大臣表彰の詳細は、下記URLをご参照ください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/04/1332785.htm


( 業績の要旨 )
南極観測は国家事業であるにもかかわらず、21世紀に入っても将来の南極観測を担う青少年を対象にした企画が非常に乏しく、極地科学が広く国民に浸透し、十分な理解がえられているとは言い難かった。
 本活動では、青少年を対象としてボランティア活動「南極教室」を日本で初めて設置し、全国的規模で講演会に講師派遣を実施した。南極観測50周年記念事業を立ち上げ、観測船「宗谷」を中心とした記念祝賀会、講演会、写真集・啓蒙書の出版を実施した。この機に設置された民間非営利組織である「南極OB会」は今日では極地科学の普及啓発を担う日本の中心的な組織に発展した。さらに、南極観測の先駆的偉業を達成した白瀬南極探検隊100周年記念事業を立ち上げ、国際講演会の開催、ドキュメンタリー映画の作成、出版事業等により、白瀬探検隊の偉業を広く公開した。
 本活動により、南極OB会本部と全国に展開する地方支部との連携が密となり、全国規模のネットワークが構築された。これにより南極観測隊の普及啓発活動が強化され、極地科学をはじめ、地球科学、地球環境の理解増進に大きく寄与している。


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