南極観測50周年記念事業委員会では、観測50周年目の節目の事業として、50年の歴史を顧みて、その折々に出会った苦難や困難、喜びや悲しみ、失敗や成果を縷々記録し下記の3つの印刷物として出版いたしました。これは正史には載りえない、いわば南極観測に参加した私達が直に経験した裏話で構成された書籍です。写真集もまた、OBから集めた写真で構成しました。 | |
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『われら南極観測隊−五十年の記録−』 |
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昭和31年年11月8日に宗谷が東京港を出港して50年、かつて南極に情熱を燃やした若者達がいくつかの記念事業を計画しました。その一つが本書の刊行です。 本書では、隊員の思い出と、その喜び、そして苦労等を、観測の成果などにもふれながら、各分野から約100名の元隊員が執筆しました。その生の声を聞き、はるか南極大陸や当時の生活に思いをはせてください。 編集:南極OB会・南極観測五十周年記念事業委員会 発行:財団法人 日本極地研究振興会 発売:技報堂出版 定価:書店販売価格 1,890円 |
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『ニッポン南極観測隊−人間ドラマ50年−』 |
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南極OB会は、これから文部科学省と国立極地研究所によって編纂される「南極観測50年史」(公的正史)とは異なった視点で、南極観測50年の歴史を残しておきたいと考えました。 そこで、南極事業を9つの側面に分け、それに即した9人の執筆代表者を選びそれぞれの分野で、人間模様、人間ドラマを中心に書き下ろしていただきました。したがって、ここには、正史にはない歴史の細部があり、裏話的逸話があり、そこに係った人たち南極観測に掲げた血のにじむような努力や開拓精神が記されたはずです。 なお、第4章の「観測再開と極点旅行」は村山雅美氏からのインタビュー聞き書き方式で記したものであり、第10章はこれからの南極観測について「座談会」形式で展望する定式をとりました。是非、ご一読ください。 編 集 者:小野延雄・柴田鉄治 発行所 :丸善 価 格:書店販売価格 1,260円(税込) |
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写真集『南極』
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我が国の南極観測隊が探検隊といわれた初期の頃から、五十年を数えます。この間、昭和基地は飛躍的に発展し、世界に誇れる多大な成果も上げてきました。一方この間、南極観測隊によって集められた写真も膨大なものとなりました。(財)日本極地研究振興会は、これらの写真資料を南極観測隊とともにカレンダーに仕上げてきました。南極観測五十周年を機に、このカレンダーを含め、他の多くの写真資料の中から厳選して編んだものがこの写真集です。掲載した写真は、120枚を超えます。なつかしい写真も多く含まれています。どうぞこの写真集を座右に置いてください。 編 集:平山善吉・佐野雅史・吉田栄夫 発 行:財団法人 日本極地研究振興会 発 売:技報堂出版 発売価格:書店発売価格 10,500円 |