第1次南極観測隊が、国民の期待を一身に背負って南極観測船「宗谷」で南極を目指したのは昭和31年11月8日でした。 この日を基に平成18年、日本南極観測50周年を迎えます。 南極OB会では、この日を祝いかつこれまでの観測成果と今後の観測の展望を広く国民に知っていただくため、平成17年に「南極観測50周年記念事業委員会」を立ち上げ、各種準備を進めてまいりました。 平成18年11月8日は、10:00より『“宗谷”出港祝典』に始まり、13:30は講演会『南極観測を支えた船物語』、続いて16:00より『“しらせ”見学会』、18:00よりこの日のメインの『南極観測50周年祝賀会および第48次観測隊壮行会』を行いました。 これらの行事は記念日として一連の行事として行いますが、それぞれは独立して行いました。 |
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『“宗谷”出港祝典』 |
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平成18年はわが国が南極観測を開始して50周年を迎える記念すべき年でした。その始まりとなるのが、50年前の昭和31年11月8日午前11時、小雨けぶる東京港晴海ふ頭を南極観測船“宗谷”が出航したときです。あれから50年、“宗谷”は引退し、船の科学館で保存・公開されています。 南極観測のはじまりである、この記念すべきこの日に、船の科学館に係留されている「宗谷」を舞台に50年前の「出港式」を一般公開の形で再現するとともに50周年の祝典を行いました。 受付場所:船の科学館1階オーロラホール前 Tel:03−5500−1111(代表) 受付時間:平成18年11月8日(水)10時00分より 祝 典:10時30分〜11時20分 昼食時間:12時15分〜13時15分 (記念講演:13時30分〜15時20分)
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『“しらせ”見学会』 |
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“宗谷”での講演会終了後、船の科学館から3台のバスに分乗し、第48次日本南極地域観測隊の荷積みの真っ最中である“しらせ”を表敬訪問しました。 “しらせ”は外国往来船舶であることから乗船名簿を提出し、荷積みの邪魔にならないよう短時間でしたが、乗員の方々の親切な案内と説明を受け、ブリッジを見学させていただきました。 集合時間:平成18年11月8日(水)15時10分に集合 集合場所:船の科学館1階オーロラルーム前 出発時間:15時20分〜15時30分船の科学館を出発 見学時間:16時00分〜16時45分(飛行甲板、ブリッジ程度)交通は宗谷からのバスでのみ。 |
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『南極観測50周年祝賀会および第48次観測隊壮行会』 |
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南極OBによる「南極観測50周年記念祝賀会」および「第48次観測隊壮行会」を開催しました。この日のメイン祝賀会です。 50年という歴史には重いものがあり、今年南極に起つ第48次隊隊員はほとんどの方が50年前は生まれていませんでした。私たち南極関係者は、この50年を一年一年、糸を紡ぐようにつないできました。この間、私たちは科学的な成果をはじめ設営の成果を数々上げてそれを世界に伝え、国民に還元してまいりました。50年の歴史を祝うと共に新たな仲間となる第48次隊を壮行しました。 受付場所:赤坂プリンスホテル 五色の間 受付時間:平成18年11月8日(水)15時00分より 祝賀会 :18時00分 壮行会 : 〜20時30分
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