戻る気象科学館 (気象庁)
 気象庁の1階に「気象科学館」があります。

気象庁のマスコット「はれるん」が出迎えてくれます。
 気象科学館の中で、南極ものを見つけました!!

気象野帳(1次隊)
地震や津波、天気予報ができるまでの説明や展示にまざって・・南極観測の説明も・・

気象庁は、1次隊から毎年気象隊員を派遣して、南極の気象を見つめ続けています。
気象科学館には、1次隊の気象観測野帳が展示されています!!。

 西堀隊長と村越気象隊員の観測結果です!

西堀隊長の直筆記録
西堀隊長の観測は、
昭和32年2月19日、12:30UTC(現地時間で15時30分、日本時間では21時30分)の観測結果が記入されています。


北東の風、1.3m/s、気温-3.8℃、湿度67%、海面気圧989.2hPa、現地気圧987.4hPa、

全天のほとんどをおおうSc(層積雲)と、ちょっぴりAc(高積雲)・・の曇り。

気温に100を加えたり、風速や湿度の計算、器差補正、高度補正など
昔の手法で・・貴重な資料ですね。

村越気象隊員の直筆記録
こちらは、村越隊員
2月20日06UTC(現地時間で09時、日本時間だと12時)の西堀隊長の記録の翌日の観測結果が記入されています。

東北東の風、1.0m/s、気温-4.7℃、湿度68%、海面気圧989.7hPa、現地気圧987.9hPa、

全天のほとんどをおおうCu(積雲)、ちょっぴりのAc(高積雲)とCs(巻層雲)・・の雪、
視程(ものが見える距離)は20kmでした。
この雪の降り始めは08:50 ということがわかります。


(T.ABO)